ステーキマイスターの北川ユウジです。

 

あなたは日本の赤ワインを飲んだことは
ありますか?

 

もし、『まだだよ。』という方がいるならば
かなり損をしているかもしれません。

 

ステーキによく合う“赤ワイン”と聞いて
真っ先に思い出す国は、

フランス、イタリア、スペイン、チリ、南アフリカ
アメリカ(カルフォルニア)オーストラリア

・・・・など

 

ここではご紹介しきれないくらい各国で
素晴らしい赤ワインを造っています。

 

しかし、日本のワインはここ数年で
メキメキと力をつけています。

 

海外勢に引けを取らないレベルの
ワインを多く創り出すことに
成功しています。

 

和牛が世界でも人気の牛肉となり
ステーキとして多くの方々に
食べられるようになりました、

ステーキ レア

日本のワインも和牛と共に世界で
通用するレベルです。

 

ワインとステーキを一緒に食べることは
至福の贅沢ですし、必ず合わせたい
組み合わせです。

今まで海外の赤ワインと国内産の
牛肉ステーキを合わせて食べていた
食事でしたが…。

 

この先。

 

日本の赤ワインと日本のステーキの
マリアージュを楽しむ方が激増することが
予想されます。

 

そこで、このページでは日本の赤ワインについて
説明すると共に。

 

ワインの生産日本一の山梨県にワイナリーを
構える「マルスワイン」さんにご協力をいただき
「日本の赤ワインとステーキを合わせられる
秘められた極意」について説明をします。

 

日本の赤ワインは最近特に注目されている

あなたは日本の赤ワインと聞いて
どんな印象でしょうか?

 

味が薄い、香りがない、白いご飯に合わない
コクがない、高い・・・・

今まではそうだったかもしれません。

 

しかし、冒頭でもお話ししましたが
今、とにかく日本のワインは盛り上がって
います。

 

日本のワインの盛り上がりをさらに
後押しするように、
「日本ワイナリーアワード」
できました。

 

審査対象はブドウの植え付けから
5年以上経過しているワイナリーです。

 

この後に、ご紹介する「マルスワイナリー」
も日本ワイナリーアワードに入っています。

まずは今までの日本のワインについて
どうだったのかを知った方が良いと
思うので、この先をお読みください。

 

日本ワインと国産ワインの違い

どうして2つの同じ日本なのに
別の呼び方(名称)があるのか?と
疑問に思うことでしょう。

 

これには訳があります。

 

今まで国内製造ワインは海外から
原料であるブドウ果汁濃縮果汁
輸入してワインを醸造して販売していました。

 

中には国産ワインとしているのに、
海外から輸入した濃縮果汁や
バルクワインと呼ばれる150リットル以上
タンクで輸入されるワインを使い
国内で水を足して薄めて製造した
ワインもありました。

 

その一方で、国内外から苗を持ってきて
日本の土地でブドウを丹精に育て
そのブドウを原料にしたワインは
日本のワインとして名乗ることができます。

 

もうお気づきだと思いますが
2つは似ているようで
大きな違いがあります。

 

原料が違います。

 

原料が違う2つの
日本で造るワインを
「どうしたらいいものなのか?」
という声が以前からありました。

 

そこで日本のワインのルールを変えようと
する動きがあり、2018年の10月
日本で初となる「ワイン法」
(果物酒等の製法品質表示基準)
が施行されました。

 

この法によって大きく
ラベル表示が変わりました。

 

簡単に説明すると
このような表示方法があります。

1)地域名+ワイン 
ワインにしようしているブドウが明記されている地域で
栽培、醸造も同じ地域の場合です。

 

2)地域名+〇〇産ブドウ使用
ブドウと醸造地域が別の場合は
このような表記になります。

 

3)地域名+醸造ワイン
2番で説明した逆パターンです。
ブドウのみを別のエリアで栽培した場合です。

 

他の方法でワインを醸造していた
国産ワインは「輸入ワイン使用」
または「濃縮果汁使用」と明記すること
が義務化されています。

日本で造るワインの向上の原動力は生産者のスキルアップ

ワインを造る上で大事なことはなんでしょう。

 

ブドウの品質と醸造技術です。

ブドウの品質はワインを造る上で
ベースとなる部分です。

 

ワインに適したブドウを作る栽培技術は
飛躍的に進化しています。

 

ワインの醸造レベルも
今から10年前と比べると劇的に
上がっています。

 

例えば、ステーキを焼く人のレベルも今から
10年前と比べてレベルアップしています。

 

鉄板でジュージューと焼き上げるステーキだけではなく
他のテクニックも取り入れてお肉を焼く技術は
向上しています。

 

日本のワインも同じです。

 

ヨーロッパなどでワイン造りを学び
日本にその技術を持ち帰り日本に合うような
ワインを造っています。

 

ワイン造りに欠かすことができない。

・ブドウの品質(ワイン造りに適した)

・ワインを醸造する人

・醸造するための最新鋭の設備

 

などが組み合わさり、日本のワイン造りの
スキルが劇的に変わってきたのです。

 

今後はさらにスキルアップをしていくことが
予想されるので、海外でも評価の高いワイン
をもっと多くリリースできると言われています。

 

これからが楽しみな日本のワインです。

 

日本の赤ワインのデキに磨きをかけるマルスワイン

インタビューにご協力いただいた
「マルスワイン」のことについて
触れていきたいと思います。

 

ステーキに関係ないように思いますが
マルスワインのワイン造りの考え方とお肉は
とても合います。

 

例えば和牛も日本で生まれた固有種ですし
マルスワインのワインを製造している独自戦略
和牛に似ているところがあります。

 

なので、合わない理由を見つけるのが難しいくらい
赤ワインとステーキは高相性といえます。

 

マルスワインの歴史

マルスワインのブランド名で知られる知られる
「本坊酒造」は今から147年前(明治5年)鹿児島で
創業しています。

 

当時は芋焼酎の製造販売をしていました。
(現在も続けています。)

 

戦後、ウイスキーの製造を始め
それからワイン事業を山梨県の石和(イサワ)
で開始してます。

 

今でこそ山梨県を代表する温泉街になっている
「山梨県笛吹市石和町」でしたが当時は
ワイナリーの周り一面ブドウ畑
だったそうです。

 

現在は石和にあるワイナリー施設とは別に
2017年ワインを造る施設を今の場所
「山梨県韮崎市穂坂町」に移転することに
なります。

 

現在はワインの醸造は新しく移転した
「マルス穂坂ワイナリー」で行っています。

あえて勝沼でワインを作らない独自戦略

「本坊酒造」の洋酒部門を「マルス」と
名付けています。

 

マルスワインのブランドは
とても興味深い独自路線
ワイン造りを行なっていました。

 

山梨県のワイン生産地として
県内有数の石和地区に
ワイナリーを構えました。

ワインを造るための原料であるブドウは
ワイナリーが全て栽培しているケースは
稀です。(規模による)

 

多くは同じエリアでブドウを栽培している
契約農家の方から購入をしています。

 

そして現在。

 

ワインの製造拠点として
山梨県韮崎市穂坂町を選び
この地で「山梨テロワール」を掲げて
ワイン造りをしています。

 

この地に越してきた当初はワインを
生産するための原料のブドウを確保するため
に大変苦労をされたそうです。

 

現在は5つのエリアからブドウを仕入れて
ワイン造りを行なっています。

マルスワイナリーの主な生産地と
生産しているワインは以下になります。

牧丘:赤ワイン、白ワイン

 
石和:赤ワイン、白ワイン

 

御坂:赤ワイン

 

白根:白ワイン

 

穂坂:赤ワイン、白ワイン

本坊酒造HPから引用

標高が決め手の骨太の赤ワイン

ステーキに合わせるワインなら断然
赤ワインだと思います。

 

マルスワイナリーでは赤ワインの原料である
ブドウを標高の高いエリアで栽培しています。

 

特に、牧丘地区、穂坂地区は標高が
500メートル以上あります。

 

このエリアは日照時間も長く
標高も高いので他のエリアで育てられた
ブドウと違いブドウの皮が厚くなります。

 

低地で育てるブドウは
ブドウの皮が薄いです。

 

だから、雨が降ると内部に水が入り
破裂してしまったり、その果汁を使った
ワインは水っぽい仕上がりとなります。

 

その点。

 

標高の高いエリアで育てられたブドウは
そのまま食べるには渋みなどが強く
なります。

糖分もあまり上がらないので
食用に適しません。

 

赤ワインを造る原料のブドウとしては
都合がよいのです。

 

皮の厚いブドウを使った方がワインが濃厚で
コクのある旨みや渋みも加わりより
複雑な味わいのワインになるからです。

日本の赤ワインシリーズ(マルス穂坂ワイナリー)

今回インタビューでお伺いした場所は
山梨県韮崎市穂坂町にある
マルス穂坂ワイナリーです。

 

写真をご覧になると分かりますが
外からみると一見ワイナリーのように
見えないくらいスタイリッシュな建物です。

 

建物の中は1階がワインを販売するショップ
なっています。

 

20種類のテイスティングもでき
軽食などとペアリングができるような
ワインバーとしても利用ができます。

 

2階は大きな部屋があり
セミナーや地元の人が集まる場所として
貸し出しをしています。

 

屋上も登ることができます。

 

実際に見せていただきましたが
葡萄畑が一面に広がり、その奥には
富士山や甲府盆地などが一望できる
素晴らしい景色の場所でした。

 

そして、この建物の下にワインを醸造する
場所があります。

立地を逆手に取ったワイン造り

マルス穂坂ワイナリーの最大の特徴は
建物の場所にあります。

 

通常は平坦なエリアにワイナリーを建てて
そこでワイン造りをします。

 

穂坂ワイナリーではあえて傾斜地
ワイナリーを建設しています。

理由は傾斜地の高低差を利用した
「グラヴィティ・フロー」を採用をして
ワインを作るからです。

 

グラヴィティ・フローとは
重力を利用してワインを移動させる方法
です。

ポンプを使いワインを移動させるよりも
衝撃が少なく出来るだけ自然体でブドウを
扱えるので、繊細な香りが持ち味のワインを
作るには最適な方法と言えます。

 

また、赤ワインと白ワインのタンクの形状を
変えるなど細かなところにも
目を光らせてワイン造りをしています。

 

マルス穂坂ワイナリーではこうして赤ワインを造る

マルスワイナリーでは7月下旬くらいから
契約農家さんからブドウが届きます。

 

赤ワインに使われるブドウは
赤ワイン専用のタンクに搾らないで
入れていきます。

 

そうするとブドウの重みで
段々ブドウ汁になってきます。

 

ここに酵母を加えて発酵させていきます。

 

発酵させたら、樽熟成用のワインはフレンチオークか
アメリカンオークの樽に詰めて樽熟成をします。

 

おおよその熟成期間は12〜24ヶ月くらい樽の中で
ワインを熟成してから、瓶に詰めて出荷しています。

 

たった4名で最高級の赤ワインを造る自社ワイン畑

マルス穂坂ワイナリーでは産地でブドウを育てている
契約農家さんからブドウを仕入れてから
ワイン造りをしています。

 

しかし、全て自社でブドウを栽培して
醸造から製造までしているワインがあります。

 

穂坂日之城(ホサカヒノシロ)シリーズです。

 

他のワインは最新鋭の機械を使い
ワインにしていますが、こちらのワインは
全て手作業で行うというコダワリです。

 

手作業でブドウを収穫して
枝などブドウについているものを丁寧に
仕分けをしてワイン造りをしています。

 

総面積2.2haあり。
現在4人でブドウの栽培をしています。

 

山梨県に訪れると分かりますが
多くの農家さんは「棚仕立て」といって
自分の背の高さ以上にブドウを這わして
栽培しています。

 

しかし、日之城農場ではヨーロッパ
同じ「垣根仕立て」でブドウを
育てています。

 

この方法で行うと雨が降った時に
ブドウに水が入り破裂しない雨よけ
「グレープガード」を使うことができるので
高品質のブドウを栽培することができます。

 

日本の赤ワインはステーキの旨さを引き出す魔法の酒

「日本の赤ワインとステーキって合うの?」
と思う人もいると思いますが、まずは日本のワイン
を飲んでみてください。

 

きっと驚かれると思います。

 

そう、、、美味しいんです。

 

香りもコクも渋みのバランスが良く
ステーキのようなシンプルな料理と合わすことで
飽きのない味わいになります。

 

今回はマルス穂坂ワイナリーで
ステーキに合わせるオススメのワインを
3種類ご紹介いただきました。

 

「メルロー・ベリーA 穂坂収穫」とマッチするステーキは?

穂坂地区のメルローと
マスカットベーリーAで造られたワインです。

 

このワインはステーキ全般によく合うワインです。

 

マスカットベーリーAだけですとワインにコクが
足りないのでメルローをブレンドすることで
お肉の力強さに負けないコクがあります。

 

ステーキの中でもフライパンで香ばしく焼き上げた
ランプステーキヒレステーキなどによく合います。

「穂坂 三之蔵(サンノクラ) カベルネ&メルロー」と合うステーキの部位はどこ?

2015年に日之城農場で造られたワインです。

 

穂坂 三之蔵(サンノクラ)とは土地の名前
マルスワインの自社畑で採れたブドウを
使っています。

 

カベルネ・ソーヴィニヨン7割
メルローをブレンドして香りに「アリカント」という
品種のブドウを入れて色を強めにしています。

 

このワインと合わせるステーキは同じ旨みが強い
赤身のステーキと相性が良いです。

ステーキ

赤身ステーキを噛み締めながら
穂坂 三之蔵(サンノクラ)ワインを
口に含むと…。

 

ワインに含まれるタンニンが赤身の中に
含まれているヘモグロビンと混ざり合い
鉄分を多く感じて至福の味わいへと
昇華します。

 

「穂坂 日之城(ヒノシロ)キャトル・ルージュ」にはこのステーキがオススメ!

毎年。

 

ブレンドするブドウ品種が違うお楽しみワインです。

 

ご紹介する2016年はメルロー、シラー、プティヴェルド
カベルネ・ソーヴィニヨンと4種類の品種
ブレンドしてから樽熟成をしています。

 

このワインの特徴はとにかく余韻が長いことです。

 

香りが強めでコクがある赤ワインなので
脂身のあるサーロインステーキリブロースステーキ。

ステーキ,フライパン

あと、最近人気の骨つきで焼き上げたステーキにも
よく合います。

 

このワインは全て手作業で行なっていることもあり
生産本数がとても少ないです。

 

1750本しかありません。

 

貴重な自社畑の赤ワインと漢気が溢れるステーキと
合わせて食べると最高ですよね!

まとめ

日本の赤ワインとステーキの話はどうでしたか?

 

ワインとステーキはとても相性が良い
食べ方です。

 

特にパンを主食にする場合は
ワインがあると一層ステーキが
美味しくなります。

 

今回、山梨県までお伺いして話を聞くまでは
ワインは海外のワインの方が
美味しいと思っていました。

 

でもよく考えてみると、ワインもお肉も
日本のモノの方が相性がいいですよね!

 

実際に、和牛のステーキ
マルス穂坂ワイナリーさんのオススメ赤ワイン
と合わせて食べたら…。

 

美味しくて驚きました。

 

和牛に日本の赤ワインはよく合うことは
とても勉強になりました。

 

ぜひあなたも試してみてください。

 

きっと日本のワインの常識が覆りますよ!

「穂坂マスカットベーリーA ロングマセレーション」と赤身肉

今回、インタビューにマルス穂坂ワイナリー
ワイン&ショップ支配人を務める佐藤 靖さんに
ご協力いただきました。

 

醸造方法や施設を回りながら、色々お話いただいた
内容を動画でもご覧いただけます。

 

佐藤さん一押しのステーキに合わせるなら最高の
赤ワインを特別にご紹介していただきました。

「穂坂マスカットベーリーA ロングマセレーション」
という2016年に造ったワインです。

 

このワインの特徴は通常の赤ワインよりも
1ヶ月間も長く発酵させています。

 

長く発酵させることで手間がかかりますが
ブドウの良さを引き出すためには
必要なことです。

 

発酵をさせてさらに樽による熟成も18ヶ月間
行なっているので、ワインの深みがプラスされて
とても味わい深くなって今がまさに飲み頃の
ワインです。

 

これだけ手間暇をかけているので
残念ながらどこでも購入することは
できません。

 

生産数が635本と他のワイン以上に
とても希少性が高いワインです。

 

私も飲ませていただきましたが
香りがよく赤身のステーキに合わせて
食べたいと思いました。

 

会社所在地・ショップのご案内

ご紹介したワインをもし飲んでみたい
という方はこちらに情報を載せておきましたので
連絡を取ってみてください。

 

マルス穂坂ワイナリー

 

本坊酒造株式会社

 

業務用をお考えでしたら
コチラまでご連絡をください。