ステーキを食べるときは赤ワインをテーブルに並べてさらに美味しく味わっていただくのに欠かせない
“肉と赤ワインの組み合わせ” 私たちステーキ協会では赤ワインを肉に合わせる飲み物として推奨しています。

口の中に溢れ出る「肉汁」「旨味」がたっぷり赤ワインと混ざり合い、胃袋まで気持ちよく流し込んでくれる瞬間は至高のひとときです。

ですが、お肉は好きでもワインは酔っ払ってしまうのであまり好きじゃない、という方もいるかもしれません。

比べてみると、アルコール度数がビールは5%なのに対して、赤ワインは12〜16%もあります。

初めからお酒を飲めない、体質に合わない、というという方は別として…

ステーキとの相性を前提にお伝えするならば正直ビールやハイボールの飲まれていたとしても、これらは、いい組み合わせではありません。

これには”味のパンチが弱い”白ワインも含まれます。

どうして赤ワインでなければならないのか?

美味しく焼かれたステーキが最後に優れたパフォーマンスを発揮するのに、他の飲み物では代用が効きません。

赤ワインだからこそ、肉を美味しくさせる要素を含んでいるのです。

もし、今まで赤ワインに興味がなかった方にも、これを機にステーキを食べる時に飲んでみようかな、と少しでも思っていただけたら嬉しいです。

肉と赤ワインの密接な関係

赤ワインのもとになる原料といえば「ブドウ」
夏が終わり、秋が始まるころ完熟したブドウを一斉に農園で収穫→発酵→醸造したのち赤ワインが出来上がります。

ワインの歴史は古く、遺跡から記録が発見されたのは今からおよそ8000年前。

人類がまだ石器時代を過ごしていた頃からすでにワインを醸造していたとされています。

トルコの北側にあるジョージア(グルジア国)で始まり、その後エジプトにも渡ったとされている最古の記録。
石で作った狩猟具を手に狩りに出かけていた男たちは、動物の肉を生きていくための重要な栄養源にしていました。

それと一緒に自家製ワインを飲み、外の過酷な環境をねぎらっていた。という記録は、今のところ残念ながらありませんが
歴史的に密接な関係だったのではないでしょうか。

どちらも熟成が旨い

ワインは樽などで熟成させたあとボトリングされます。さらに、そのまますぐ抜栓されなければ瓶内でさらに熟成が進むことになります。
しかし、古ければいいワインというわけではなく、ブドウの品種や醸造家により寝かせる期間は様々。ワインの酸味が丸くなり、味に深みが増したり練れた熟成感で飲み頃が異なります。

熟成により旨味が増すものといえば、牛肉もそうですよね。

肉を美味しくするための熟成肉(ドライエイジングビーフ)を活用した専門知識を持つ飲食店が日本にも増えました。
大きな特設の冷蔵庫を完備したレストランでは骨つき肉のカタマリを吊り下げて貯蔵している迫力は圧巻の光景です。

なぜ牛肉もワインと同じように熟成が必要?

特にアメリカやオーストラリアの赤みが強いお肉は、ステーキにする前に熟成乾燥させてから調理されています。

赤みの強い肉は、一見すると周りに脂がついていても、日本の和牛のように内部にまで脂(サシ)はありません。

そのため肉自体が硬く、そのまま焼いてもゴムのような弾力あり、食べるどころか噛み切ることさえできないものもあります。

日本では近年発達した技法ですが、ヨーロッパ等の海外では肉を美味しく食べるための一般的な方法です。

湿度や気温を調整し、肉を放置しておくことで乾燥させて旨味成分を増幅させることができます。

詳しい詳細は別記しますが、熟成肉(ドライエイジングビーフ)を活用することで固い肉も柔らかく風味が増して美味しくすることができます。

厚切りにカットした熟成肉を焼き上げると思わず胸が高まる、肉本来の旨味を感じさせる香ばしさ!

このようなステーキには、ビールやライトな白ワインではパンチが弱く口の中で肉の旨味が逃げてしまうこと必須。

ぜひ肉のパンチと同じくらい強さのある赤ワインを飲んでくださいね。

肉通の一杯

wine


ステーキを食べにレストラン等へ出かけると、多くのお店では料理に合わせたワインが取り揃えてあります。


鮨屋へ行くと、どっしりした赤ワインよりも、すっきりとした白ワインや日本酒の方がメニューに並んでることがあるように、こだわりのあるお店では尚更。

シェフやソムリエが何度も、料理とワインの試食を繰り返し、気合いを入れたラインナップでお客様を待ち構えているものです。

お店がお勧めしている飲み物を、試してみるのも新しい発見につながるかもしれませんし、ステーキハウスなら肉に合わせたワインが厳選してあります。

ステーキがテーブルに運ばれてくるまでは、ビールやハイボール、白ワインを飲んでいたとしてもステーキを食べる時だけ赤ワインをグラスで1杯”オーダーされてみてはいかがでしょうか。

まだビールしか飲んでいないあなたに、突然呼ばれたウェイターが、嬉しそうに最高の赤ワインを選んでれることと思います。

「ああ、この人わかってるな〜」と周りからも一目置かれる肉通のポテンシャルをさりげなく魅せしましょう。

テイスティングの意味

ワインを1本ボトルでオーダーすると、まずウェイターがグラスにちょこっと注いだだけでジッと何かを待っています。

この場合、ワインを注文した人が注文したワインの状態をテイスティングする必要があります。

注がれたにグラスを手に取り
1・香りを嗅いでみて
2・味も飲んでチェックします。

これはあくまでワインの保存状態をチェックするものになります。

フランスやカリフォルニア、チリ…そのほとんどが船に積まれて輸入されているワインは熟成を続けながら日本港を目指すため、長旅にコンテナ内で耐えきれず劣化したりコルクが悪くなり空気に触れてしまうワインもできます。

さらに業者や酒屋、飲食店においても保存状態が悪いとそこでもダメなる可能性があります。

なんだか匂いが変に鼻についたり、赤ワインのはずが醤油や紹興酒のような味に変わったり見極めるには何度か経験が必要かもしれません。

心配ならお店の方に聞いて確認をとりましょう。

ただし、「もっとフルボディの赤ワインが良かったんだけど、イメージと違う」「これとは違う銘柄に替えてくれる?」と

いうのは基本NGになります。かなり相手を困らせてしまいますので注意してくださいね。